“じゅんきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
純吉33.3%
洵吉33.3%
順吉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦争せんそうが、はじまって、純吉じゅんきち出征しゅっせい召集しょうしゅうされたとき、父親ちちおやは、ただ息子むすこが、むらからともだちにけをらぬことをねんじたのでした。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
あたま過敏かびんすぎると、くちや、手足てあしはたらきがにぶり、かえって、のろまにえるものです。純吉じゅんきちは、少年しょうねん時分じぶんにそうでありました。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
寺田洵吉じゅんきちは今日も、朝から方々職を探してみたが、何処にもないとわかると、もう毎度のことだったが、やっぱり、又新たな失望を味って、あてもなく歩いている中
魔像 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
昨夜ゆうべ、司法主任や冬木刑事と現場へ行った彼は、すぐそこから若い刑事と二人で工場のほうへやられ、職長の桝本順吉じゅんきちに会って解雇工員中の不良分子のリストを手に入れると
五階の窓:03 合作の三 (新字新仮名) / 森下雨村(著)