“しようよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慫慂42.9%
従容21.4%
從容21.4%
逍遙14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れより先き、平民社の諸友しきりに「火の柱」の出版を慫慂しようようせらる、しかして余は之に従ふことあたはざりし也、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
茶山は棭斎の西遊を慫慂しようようして、「長崎は一とほり見ておきたき処也」と云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
見ると成程、女をたらすより外には何等の能もなささうな羽左衛門の若侍が、従容しようようとして庭伝ひに歩いて来る所だつた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
従容しようようとして、ひとりきく、
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
從容しようようとして死の許嫁いひなづけたる肉身にくしんから叫べ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
かれひとうなづきつゝ、從容しようようとして立上たちあがり、甲板デツキ欄干てすりりて、ひしめへる乘客等じようかくらかへりみて、
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かかる折よ、熱海の浜に泣倒れし鴫沢の娘と、田鶴見たずみの底に逍遙しようようせし富山が妻との姿は、双々そうそう貫一が身辺を彷徨ほうこうして去らざるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
打連れてこの浜辺を逍遙しようようせるは貫一と宮となりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)