“しょうさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蕭殺73.1%
笑殺11.5%
省察7.7%
焼殺3.8%
照察3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天狗の宮にはまつる者がなく窩人の住家すみかには住む者がなく、従来いままで賑やかであっただけにこうなった今はかえって寂しく蕭殺しょうさつの気さえ漂うのであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
結局この噂話は、一篇の笑話と化して笑殺しょうさつされるようになったが、その頃、また別の噂が後詰ごづめのような形で伝わり始めた。それはやっぱり鞄変化へんげに関するものであった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
死といっても、死について哲学的省察しょうさつをしているわけでない。自殺を考えているのでもない。ただぼんやりと死を考えているだけだ。酒を飲み、卓にひじをついて、歌を口遊くちずさんでいる。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ボヘミヤのハッスまさに焼殺しょうさつせられんとするや大声よんでいわく「我死するのち千百のハッス起らん」と、一楠氏なんし死して慶応明治の維新に百千の楠公起れり、楠公実に七度ななたび人間に生れて国賊をほろぼせり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
早晩人到り、回報疾風のごとくあらんことを。敬覆けいふく、深く照察しょうさつを乞い仰ぐ。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)