“やきころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焼殺50.0%
焚殺25.0%
焦殺25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の為にさんざんせめさいなまれ、最後には、焼殺やきころされようとさえした畑柳倭文子は、危く難をのがれて、元の無事平穏な生活に帰った。目出度めでたし、目出度しである。誰しもそれを疑わなかった。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「見ろ! およそ道士だの神仙だのというやつは、たいがいかくの如きものだ。ただちにあの無能な老爺おやじ焚殺やきころせ」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
熱帶だつてその暑さのために焦殺やきころされたといふ人はなく、却てそこの植物の豪奢な繁茂のもとに、禁慾と瞑想の樂しい宗教が生れた。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)