“口遊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クイウ45.5%
くちずさ36.4%
くゆう18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源爲憲の「口遊クイウ」に「術に曰はく、婦人の年數を置き、十二神を加へて實と爲し……」だの「九々八十一を置き、十二神を加へて九十三を得……」
山越しの弥陀 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
一杯の酒のために、体を動かすことがものくなって来た。高揚された気分が、しだいに重苦しく沈んで来る。彼は低い声で、かつての軍歌を口遊くちずさんでいた。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
源為憲の「口遊くゆう」に、「術にはく、婦人の年数を置き、十二神を加へて実と為し…」だの、「九々八十一を置き、十二神を加へて九十三を得……」などとある。此は算盤を以てする卜法ぼくほうである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)