“しゅったつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
出立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、呉服店ごふくみせのおかみさんが、しんせつに、まっていったらというのをきかずに、停車場ていしゃばかえして、出立しゅったつしたのでした。
真吉とお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「こよいお出立しゅったつの用意をあそばして、半兵衛様のお墓のある山の上までお越しあれ——との仰せでした。……ええ、すぐにです」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は長崎を出立しゅったつして中津に帰る所存つもり諫早いさはやまで参りました処が、その途中で不図ふと江戸にきたくなりましたから、是れから江戸に参ります。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)