“しづめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
20.0%
20.0%
鎮静20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龍神へ向て海底にしづめらる
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
サヽ其所に一つのお話しあればこゝろしづめてお聞なされ和君あなたは此家の一粒種つぶだね何萬兩といふ身代しんだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
 火もて消ちつゝ 言ひもかね 名づけも知らに くすしくも 座す神かも 石花海せのうみと 名づけてあるも その山の 包める海ぞ 不尽河と 人の渡るも その山の 水のたぎちぞ 日本ひのもとの やまとの国の しづめとも 座す神かも 宝とも なれる山かも 駿河なる 不尽の高峰は 見れど飽かぬかも
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
高山に宿る時は、如何に精神を鎮静しづめても、なほ自分の心臓の鼓動を明かに感ずる、空気が稀薄なからである。
山の宿海の宿 (新字旧仮名) / 河井酔茗(著)