“したぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下伏33.3%
下拭33.3%
下葺33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けむりつて、づん/\とあがるさか一筋ひとすぢ、やがて、けむりすそ下伏したぶせに、ぱつとひろがつたやうな野末のずゑところかゝつてました。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なつめなどを塗らせるため、折々、おとなううちに、いつも見馴れない男が、漆粕うるしかすしたり、木地の下拭したぶきをしたりしています。仕事の手すじはなかなかよい。気もねれているし、人なつこい男。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鹿沼は麻の名産地といわれる位の処で、垣根も屋根の下葺したぶきもすべて麻柄おがらを使ってあって、畠は麻に占められているから、五穀類は出来ません。