“しがらみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
89.7%
6.9%
水柵3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島崎は、それらの蜘蛛の眼みたいな誘惑線を巧みに避けて、しがらみのそばにぴったりと箱を寄せている小型な薔薇色の馬車を見かけて
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今まで猫楊ねこやなぎの枝のしがらみにからんで居た木の葉やら、紙片やら、わらくづやら、女の髪の毛やらの流れて行く間にまじつて、其処から五六間の川下を浮きつ沈みつして流れて行く長いものが
然程さるほどに畔倉重四郎は鎌倉屋金兵衞の子分こぶん八田掃部練馬藤兵衞三加尻茂助の三人をともなひ我がを出て元栗橋もとくりばしへと急ぎ行く程なく來掛きかゝる利根川堤早瀬はやせなみ水柵しがらみに打寄せ蛇籠じやかご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)