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猫楊
ふりがな文庫
“猫楊”の読み方と例文
読み方
割合
ねこやなぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねこやなぎ
(逆引き)
水際の
猫楊
(
ねこやなぎ
)
の花が鵞毛のように水上を飛ぶ風景と、端麗神姫に似た山女魚の姿を眼に描けば、耽味の奢り舌に蘇りきたるを禁じ得ないのである。
雪代山女魚
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
それから、彼はその
序
(
ついで
)
にあの
渠
(
みぞ
)
の上へ冠さつて居る
猫楊
(
ねこやなぎ
)
の枝ぶりを
繕
(
つくろ
)
うても見た。その夕方、彼は珍らしく大食した。夜は夜で快い熟睡を
貪
(
むさぼ
)
り得た。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
今まで
猫楊
(
ねこやなぎ
)
の枝の
笧
(
しがらみ
)
にからんで居た木の葉やら、紙片やら、
藁
(
わら
)
くづやら、女の髪の毛やらの流れて行く間に
雑
(
まじ
)
つて、其処から五六間の川下を浮きつ沈みつして流れて行く長いものが
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
猫楊(ねこやなぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
猫
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
“猫”で始まる語句
猫
猫背
猫撫声
猫撫
猫板
猫柳
猫又
猫児
猫婆
猫属
“猫楊”のふりがなが多い著者
佐藤春夫
佐藤垢石