“さへぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
95.8%
3.2%
遮切1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたはらなるバルザツク忽ちその語をさへぎつて云ひけるは、「君の我等に伍せんとするこそ烏滸をこがましけれ。我等は近代文芸の将帥しやうすゐなるを」
二た月ほど前から虱潰しらみつぶしに泉屋一家を荒して歩く曲者、——どんなに要心を重ねても、風の如く潜り込んで、かなりまとまつた金をさらつた上、さへぎる者があると、恐ろしい早業で
「全くもし芸術がなかつたら僕は破滅したでせう。」と裕佐は遮切さへぎつた。「——しかし今では僕はまるでちがつた考を持つてゐます。僕は異端です。それは決して自暴自棄からではありません。 ...