“さえぎら”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前に見えるのは悪沢と赤石で、右に近いのは御馴染おなじみの白河内らしい。他は近所にある小山にさえぎられて、残念ながら目に入らない。二時間ほどにして山を下った。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
人夫の背負うていた私の写生箱は、いつか細引のいましめを逃れて、カラカラと左のたにへ落ちた。ハッと思って下をのぞくと、幸いに十数間の下で樹の根にさえぎられて止まっている。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)