“さいちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最澄33.3%
宰鳥16.7%
斎長16.7%
祭弔16.7%
西鳥16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶の葉はたぶん遣唐使によって輸入せられ、当時流行のたて方でたてられたものであろう。八〇一年には僧最澄さいちょう茶の種を携え帰って叡山えいざんにこれを植えた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
俳諧には蕪村または夜半亭の雅名を用うれど、画にはいん春星しゅんせい長庚ちょうこう三菓さんか宰鳥さいちょう碧雲洞へきうんどう紫狐庵しこあん等種々の名異名ありきとぞ。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
翌年仲平は昌平黌の斎長さいちょうになった。ついで外桜田の藩邸の方でも、仲平に大番所番頭おおばんしょばんがしらという役を命じた。そのつぎの年に、仲平は一旦帰国して、まもなく江戸へ移住することになった。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
せつに死し族をせらるゝの事、もと悲壮なり。ここを以て後の正学先生の墓をぎる者、愴然そうぜんとして感じ、泫然げんぜんとして泣かざるあたわず。すなわ祭弔さいちょう慷慨こうがいの詩、累篇るいへん積章せきしょうして甚だ多きを致す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)