最澄さいちょう)” の例文
霊仙は、興福寺の僧で、延暦二十二三年ごろ最澄さいちょう空海くうかいと共に入唐した。或はもっと早く宝亀年中だという考証もある。そして長く向うに居た。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
茶の葉はたぶん遣唐使によって輸入せられ、当時流行のたて方でたてられたものであろう。八〇一年には僧最澄さいちょう茶の種を携え帰って叡山えいざんにこれを植えた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)