“さいうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彩雲66.7%
蔡運33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この朝の彩雲さいうんはすばらしい。いちめんなあしは、紫金青銀しこんせいぎんの花を持つかと疑われ、水は色なくして無限色をたたえる瑠璃るりに似ていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御猟みかりの供は十万余騎ととなえられた。騎馬歩卒などの大列は、蜿蜒えんえん、宮門から洛内をつらぬき、群星地を流れ、彩雲さいうんをめぐって、街々には貴賤老幼が、されるばかりに蝟集いしゅうしていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百千の花燈かとうをとぼし、河北かほく一のお茶屋と評判な翠雲楼すいうんろうときては、とくに商売柄、その趣向もさまざまであり、花街の美嬌びきょう絃歌げんかをあげて、夜は空をがし、昼は昼で彩雲さいうんとどめるばかり……。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ごう二十二人、兵部侍郎へいぶじろう廖平りょうへい刑部侍郎けいぶじろう金焦きんしょう編修へんしゅう趙天泰ちょうてんたい検討けんとう程亨ていこう按察使あんさつし王良おうりょう参政さんせい蔡運さいうん刑部郎中けいぶろうちゅう梁田玉りょうでんぎょく中書舎人ちゅうしょしゃじん梁良玉りょうりょうぎょく梁中節りょうちゅうせつ宋和そうか郭節かくせつ刑部司務けいぶしむ馮㴶ひょうかく鎮撫ちんぶ牛景先ぎゅうけいせん王資おうし劉仲りゅうちゅう
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)