“ごひいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御贔屓84.9%
御贔負15.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長らく御贔屓ごひいきを戴き先月御当家様で金子百両借用致して、其の証文おもてに金子滞る時は女房お村を妾に差上げると云うことが書いてあり
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いかものも、あのくらゐにると珍物ちんぶつだよ。」と、つて、紅葉先生こうえふせんせいはそのがく御贔屓ごひいきだつた。——屏風びやうぶにかくれてたかもれない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
角力は御贔負ごひいきさきがペシャンコになってしまっても捨てず、だんだん微禄びろくはしたが至極平和にくらした。
そののち不図ふと御贔負ごひいきこうむ三井養之助みついようのすけさんにお話すると、や、それはいけない、幽霊のいんに対しては、相手はようのものでなくてはいけない、夜の海はいんのものだから
薄どろどろ (新字新仮名) / 尾上梅幸(著)