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ごすんくぎ
ふりがな文庫
“ごすんくぎ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
五寸釘
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五寸釘
(逆引き)
手
(
て
)
が、
砂地
(
すなぢ
)
に
引上
(
ひきあ
)
げてある
難破船
(
なんぱせん
)
の、
纔
(
わづ
)
かに
其形
(
そのかたち
)
を
留
(
とゞ
)
めて
居
(
ゐ
)
る、三十
石
(
こく
)
積
(
づみ
)
と
見覺
(
みおぼ
)
えのある、
其
(
そ
)
の
舷
(
ふなばた
)
にかゝつて、
五寸釘
(
ごすんくぎ
)
をヒヤ/\と
掴
(
つか
)
んで、また
身震
(
みぶるひ
)
をした。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「もう一つは、そこに
錆
(
さ
)
びた
五寸釘
(
ごすんくぎ
)
を立てて置きましたが、路面に垂直に、小さい
孔
(
あな
)
が
明
(
あ
)
いていますよ」
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
終戦と同時に、入口の戸は
五寸釘
(
ごすんくぎ
)
で
打付
(
うちつ
)
け、窓も全部板を当てて釘付けにして来たのであるが、二階の明り取りの硝子をこわして、中からあけたので、簡単に破られてしまった。
硝子を破る者
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
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