“ごうご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
傲語52.6%
豪語26.3%
合期15.8%
嗷語5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(百万法の負債に苛責さいなまれる天才の運命は悲惨なるかな。)などと傲語ごうごしてみる。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
かれはこんどの大講会で、南蛮流幻術なんばんりゅうげんじゅつ秘法ひほうをもって、日本伝来にほんでんらい道士どうしがやる法術ほうじゅつ幼稚拙劣ようちせつれつなことを公衆こうしゅうにしめしてやると、浜松はままつを立ってくるとき、家康いえやすのまえで豪語ごうごしてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
得右衛門は得三の名を呼びて室外におびき出し、泰助は難無く室内にりて潜むを得たり。しかる後二人計略合期ごうごして泰助をして奇功を奏せしめたる、この処得右衛門大出来というべし。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
愚民嗷語ごうごして、われは神を信ぜず、麦粉と水と塩を信ずと言い、僧に向かいて汝自身の祈祷一俵を磨場つきやに持ち往きいて粉にして朝食を済ませよなど罵りしに同じ。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)