トップ
>
こわきざし
ふりがな文庫
“こわきざし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小脇差
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小脇差
(逆引き)
卷上れば天一坊は
威
(
ゐ
)
有
(
あつ
)
て
猛
(
たけ
)
からざる
容體
(
ようだい
)
に着座す其出立には
鼠色
(
ねずみいろ
)
琥珀
(
こはく
)
の
小袖
(
こそで
)
の上に
顯紋紗
(
けんもんしや
)
の
十徳
(
じつとく
)
を着
法眼袴
(
はふげんはかま
)
を
穿
(
はき
)
たり後の方には
黒七子
(
くろなゝこ
)
の小袖に同じ羽織
茶宇
(
ちやう
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
はき
)
紫縮緬
(
むらさきちりめん
)
の
服紗
(
ふくさ
)
にて
小脇差
(
こわきざし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
老年になってからは、君前で
頭巾
(
ずきん
)
をかむったまま安座することを
免
(
ゆる
)
されていた。当代に
追腹
(
おいばら
)
を願っても許されぬので、六月十九日に
小脇差
(
こわきざし
)
を腹に突き立ててから願書を出して、とうとう許された。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
伝八郎は、内匠頭が刃傷につかった
小脇差
(
こわきざし
)
を取り寄せて手に持った。当然な人間の弱点を考えるのである。これを抜く時と抜いた後の心理とを比較すると、思いやられるものがある。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こわきざし(小脇差)の例文をもっと
(6作品)
見る