“こみあぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
込上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お初は口惜くやしく悲しく情なく、口も利かれぬほど込上こみあぐなみだを呑込んで、これは私が悪う御座んした、堪忍かんにんをして下され、お力が親切で志してくれたものを捨てしまつたは重々悪う御座いました
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はつ口惜くやしくかなしくなさけなく、くちかれぬほど込上こみあぐなみだ呑込のみこんで、これはわたしわる御座ござんした、堪忍かんにんをしてくたされ、おりき親切しんせつこゝろざしてれたものをすて仕舞しまつたは重々ぢう/\わる御座ございました
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)