“こたえて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
答者50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その答者こたえては即ち二十年間雪中通夜つやの問答の苦しみを積み重ねきたえ来ったところの、いわゆる問答的学問をその時に発表して大いに三大学の間に名声をとどろか
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
まずどういう風になって居るかと言うに、答者こたえては図面にあるごとくに坐って居る。すると問者といての方は立ち上って数珠じゅずを左の手に持ちしずしずと歩んで答者こたえての前に立ちます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その問答は因明いんみょうの論理学の遣り方であって因明論理の法則により、まず始めに仏というものは人なるべしと言うて問いかけると、答者こたえてはそうであるとか、そうでないとか答える。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
自然に化して俗を離るるの捷径しょうけいありや、こたえていわく、詩を語るべし、子もとより詩をよくす、他に求むべからず、波疑敢問はうたがってあえてとう、それ詩と俳諧といささかそのを異にす
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)