“こおりぶくろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷嚢66.7%
氷袋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米はいつになく逆上のぼせて、耳まで赤くしていた。頭が熱いかと聞くと苦しそうに熱いと答えた。宗助は大きな声を出して清に氷嚢こおりぶくろへ冷たい水を入れて来いと命じた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
湿布は清と小六とで受持った。宗助は手拭てぬぐいの上から氷嚢こおりぶくろを額の上に当てがった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
濕布しつぷきよ小六ころくとで受持うけもつた。宗助そうすけ手拭てぬぐひうへから氷嚢こおりぶくろひたひうへてがつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そういって、二人ふたりは、たがいににっこりわらってわかれました。病人びょうにんにつききりの看護婦かんごふは、氷袋こおりぶくろをぶらさげていました。
雲と子守歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)