“こえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小縁33.3%
小艶22.2%
故園22.2%
古苑11.1%
呼延11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女は歩いて往って見附みつけ障子しょうじを開けた。左側に小さな小縁こえんが見えてそこに六畳ぐらいのへやがあった。右側は台所になって、その口の処に一枚の障子があった。
雑木林の中 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小艶こえんが殺されたさうぢやないか。滿更知らない仲ぢやないから、くやみを言ふ心算つもりで來たが、まだゐるかい」
ああ、これでついに、籠のごとき大内裏から世間という大空へけ出たのだ。ふたたび、宮門へ還る日には、もはや内裏を、幕府に都合のよい古苑こえん古池ふるいけにはしておらぬぞ。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天意による世直しの大作用だいさようを、このにおいてしいるものです。呼延こえん将軍
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)