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こうぞめ
ふりがな文庫
“こうぞめ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
香染
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香染
(逆引き)
香染
(
こうぞめ
)
の衣を着た、青白い顔の、人気のあった坊さんが静々と奥院の方から
仄
(
ほのか
)
にゆらぎだして来て、
衆生
(
しゅじょう
)
には背中を見せ、本尊
菩薩
(
ぼさつ
)
に
跪座立礼
(
きざりつれい
)
三拝して、説経壇の上に登ると、先刻嫁を
罵
(
ののし
)
り
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
香染
(
こうぞめ
)
のおん
衣
(
ぞ
)
、おなじ色のみ
袈裟
(
けさ
)
、まき絵の袈裟
筥
(
ばこ
)
をそばにおかれ、寝殿中央に御座あって、まんまえの
廂
(
ひさし
)
の
玉座
(
おまし
)
に束帯低う“
御拝
(
ぎょはい
)
ノ礼”をとられた天皇のおすがたを
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
香染
(
こうぞめ
)
の
法衣
(
ころも
)
をばさばさと音さして、紫の
袈裟
(
けさ
)
を畳んだままで、
肱
(
ひじ
)
に掛けた、その両手に、
太杖
(
ふとづえ
)
を
屈
(
こごみ
)
づきに、
突張
(
つっぱ
)
って、
馴
(
な
)
れて烏の鳴く樹の枝下へ立つと、寺男が、
背後
(
うしろ
)
から番傘をさしかけた。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こうぞめ(香染)の例文をもっと
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