“ぐそくびつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
具足櫃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方こなたには具足櫃ぐそくびつがあつたり、ゆみ鉄砲抔てつぱうなど立掛たてかけてあつて、ともいかめしき体裁ていさい何所どこたべさせるのか、お長家ながやら、う思ひまして玄関げんくわんかゝ
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
左馬助は具足櫃ぐそくびつに身をひそめ、具足を本丸へとゞけるからと称して小姓に担ぎださせ、無事氏直の前に立戻ることができた。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
その画像の前には具足櫃ぐそくびつがあって、それと釣合いを取って刀架かたなかけがある。長押なげしにはやりがある。薙刀なぎなたがある。床の間から襖にそうてうずたかく本箱が並んでいる。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)