“くるまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
車戸50.0%
車扉25.0%
車止25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その季節きせつにはよくあることなので、自分は、さけどろぼうが貨車かしゃの中まであらしたのかと思うと、思わず、むッとして、手荒てあら仕切しきりの車戸くるまどをひきあけて、足をふみこんだ。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
何しても、あかりのないところは奇怪といっていいような城廓建築の複雑な道であった。——がらがらっと、そのうちに重い車扉くるまどが開いた気がする。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金庫きんこあし車止くるまどめをたしかにしてくこと。地震ぢしんのとき金庫きんこうごし、とびらがしまらなくなつたれいおほい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)