“くぜつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クゼツ
語句割合
口説85.4%
口舌8.3%
苦説4.2%
紅舌2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは李巧奴りこうぬ妓家ぎけで、通い馴れてもいるらしい。口説くぜつ、いろいろあって、先生はひそかにうれしくもあり、持て余し気味でもあった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七出というのは、子無きが一、淫佚いんいつが二、舅姑きゅうこつかえざるが三、口舌くぜつ多きが四、盗窃が五、妬忌ときが六、悪疾あくしつが七である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ふと小歌の年齢としごろに考え及ぼし、いつの間にか自分と夫婦になって、痴話もする苦説くぜつもする小鍋立もする合乗もする、恐い事恥しい事嬉しい事哀しい事面白い事可笑おかしい事
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)