“くどき”の漢字の書き方と例文
カタカナ:クドキ
語句割合
口説100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が取澄せば女の方はよけい取澄して応じるものであるから、彼は自分のポーズを突きぬけて失敗するかも知れぬ口説くどきにのりだすだけの勇気がないのだ。
デカダン文学論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
かくるがらきぞとてしみ/″\と物語ものがたりつお八重やへひざをなげしてくしもやらぬ口説くどきごとにお八重やへわれを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
受けて無言だまって居るのですか覚えがないと言切てお仕舞いなさい貴方に限て其様な事の無いのは私しが知て居ますと泣きつ口説くどきつするさまに一同涙をもよおしました
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)