“ぎしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
魏書40.0%
義疏20.0%
偽書20.0%
擬書20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〈『魏書ぎしょ』いわく、青海周囲千余里、海内小山あり、毎冬氷合の後、良牧馬を以てこの山に置き、来春に至りこれを収む、馬皆孕むあり、生まるるところの駒、名号竜種と為す、必ず駿異多し
「級照」「剌竹」ともに枕詞まくらことばであるが、他は解を要するまでもなかろう。十七条憲法や義疏ぎしょの根底にひそむ精神の発露と申していいであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
何故かくも信仰が深かったのだろうか——。上宮太子じょうぐうたいし義疏ぎしょのごとく、仏教について内奥ないおうの思念を直接語られたような文書はもとより伝わっていない。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
しばらく語を交えている間に、主人は次第に饒舌じょうぜつになって、光燄万丈こうえんばんじょう当るべからざるに至った。宗右衛門は好んで故事を引く。偽書ぎしょ孔叢子こうそうし』の孔氏三世妻をいだしたという説が出る。祭仲さいちゅうむすめ雍姫ようきが出る。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この擬書ぎしょ翁草おきなぐさに拠って作ったのであるが、そのほかは手近にある徳川実記(紀)と野史やしとを参考したに過ぎない。皆活板本かっぱんほんで実記(紀)は続国史大系本である。