“ぎこくこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巍国公50.0%
魏国公50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝は巍国公ぎこくこう徐輝祖じょきそをして、京軍けいぐん三万をひきいて疾馳しっしして軍に会せしむ。景隆、郭英、呉傑、軍六十万をがっし、百万と号して白溝河はくこうがす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
謝貴しゃきもっ都指揮使としきしとなし、燕王の動静を察せしめ、巍国公ぎこくこう徐輝祖じょきそ曹国公そうこくそう李景隆りけいりゅうをして、はかりごとあわせて燕をはからしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
魏国公ぎこくこう徐輝祖じょきそ、獄に下さるれども屈せず、諸武臣皆帰附すれども、輝祖始終しじゅう帝をいただくの意無し。帝おおいに怒れども、元勲国舅こくきゅうたるを以てちゅうするあたわず、爵を削って之を私第していに幽するのみ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
金川門きんせんもんに至る。谷王こくおうけい李景隆りけいりゅうと、金川門を守る。燕兵至るに及んで、ついに門を開いて降る。魏国公ぎこくこう徐輝祖じょきそ屈せず、師を率いて迎え戦う。あたわず。朝廷文武皆ともに降って燕王を迎う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)