“きんがん”の漢字の書き方と例文
語句割合
近眼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人はなつかしげに無造作むぞうさにこういって玄関げんかんがりはなに立った。近眼きんがんの、すこぶる度の強そうな眼鏡で格子こうしの外をのぞくように、君、はいらんかという。
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
この時、近眼きんがんがあまり遅くなると困るからと言って席を立った。その横顔をじろりと見上げて、自分は少し不愉快の意を表したけれども、彼は気がつかなかった。
猫八 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
にんは、いずれも動物どうぶつきなので、ほそくしてわらいました。ことに近眼きんがん青木あおきは、かおげて、眼鏡めがねひからしながら、そのときのおかしさをおもしたように
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)