“きょうしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
矯飾63.6%
競食9.1%
嬌飾9.1%
教職9.1%
矜式9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矯飾きょうしょくもなく、不平もなく、素直に受け取り、くびきにかかった輓牛ひきうしのような柔順な忍耐と覚悟とをもって、勇ましく迎え入れている、その姿を見ると
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「そんな常套じょうとう手段では、むしろ玄徳に利せられるおそれがあります。それがしの考えているのは、二競食きょうしょくの計という策略です」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両虎りょうこ競食きょうしょくけい
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
直截ちょくせつに語れ。脂粉と嬌飾きょうしょくとをなくして語れ。理解されるように語れ。一群の精緻せいちな人々からではなく、多数の人々から、もっとも単純な人々から、もっとも微々たる人々から、理解されることだ。
今日、彼女は十三年ぶりの教職きょうしょくにかえり、しかも今、ふたたび岬の村へ赴任ふにんするところなのだ。まえには自転車に乗ってさっそうとかよっていた先生も、今ではそんな若さがなくなったのであろうか。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
爾来じらい林藤次なるものあり、博学篤行とっこう、我邦の古典に通じ、敬神家の矜式きょうしょくとなり、また勤王の木鐸ぼくたくとなる。宮部、永鳥、轟の徒、みな彼が風を聴いて起るもの。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)