“嬌飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうしょく50.0%
けうしよく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直截ちょくせつに語れ。脂粉と嬌飾きょうしょくとをなくして語れ。理解されるように語れ。一群の精緻せいちな人々からではなく、多数の人々から、もっとも単純な人々から、もっとも微々たる人々から、理解されることだ。
何故なにゆゑなれば高貴なる婦人を最も近く観る時はすべて偽造的である。すべ贅沢ぜいたくの陳列及び事事ことごとしき嬌飾けうしよくそれ等よりも、卓越した機敏と貞淑な点をかへつてひくい階級の婦人に見いだすのです。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)