“がめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
雅名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神主かんぬし宮氏の家に貞和ぢやうわ文明ぶんめいの頃の記録きろく今にそんせり。当主たうしゆ文雅ぶんがこのみ吟詠ぎんえいにもとめり、雅名がめい正樹まさきといふ。同好どうこうを以てまじはりおさむ。幣下へいしたとなふ社家しやけ諸方しよはうにあまたある大社也。
荷田春満というのは、和歌や国学の上につかっている雅名がめいであって、本名は羽倉斎はぐらいつきといった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは兎に角私も粕谷の住人としてもう新参ではありません。住居の雅名がめいしくなったので、私の「新春」が出た大正七年に恒春園こうしゅんえんと命名しました。台湾の南端に恒春と云う地名があります。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)