“かわど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河止50.0%
革砥25.0%
皮砥25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞしやにがたの河止かわどめか
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「あれはね、自働革砥オートストロップの音だ。毎朝ひげるんでね、安全髪剃あんぜんかみそり革砥かわどへかけてぐのだよ。今でもやってる。うそだと思うなら来て御覧」
変な音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分は黙然もくねんとしてわがへやに帰った。そうして胡瓜きゅうりの音でひとらして死んだ男と、革砥かわどの音をうらやましがらせてくなった人との相違を心の中で思い比べた。
変な音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
松岡はズボンを脱いで、和服に着かえると手拭を下げて又長い階段を降りて行った。そのスリッパの音がきゅっと皮砥かわどのように鳴っていた。
三階の家 (新字新仮名) / 室生犀星(著)