“かはと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カハト
語句割合
河門40.0%
川門20.0%
川音20.0%
革砥20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ささら河門かはと水かれて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
この歌で心をいたのは、「今夜逢へるかも」という句にあったのだが、この句は、巻十(二〇四九)に、「天漢あまのがは川門かはとにをりて年月を恋ひ来し君に今夜こよひ逢へるかも」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
青柳のはらろ川門かはとに汝を待つと清水せみどは汲まず立所たちどならすも (同・三五四六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ぬばたまのよるさりれば巻向まきむく川音かはとたかしもあらしかもき 〔巻七・一一〇一〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
床屋は西洋剃刀かみそりを取上げて、せつせと革砥かはとに当て出したが、急に何か気がいたやうに、剃刀を持つた儘ぐたりと椅子に尻を落した。