“かれえだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枯枝94.7%
枯技5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花売とはいうけれども門松かどまつ年木としぎ、または尋常のまき枯枝かれえだもあり、或いはぬれた松明たいまつとか、根無しつるという植物とかっている例も喜界島きかいじまにはある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ぼくどもは枯枝かれえだをひろひ石をあつめてかりかまどをなし、もたせたる食物を調てうぜんとし、あるひは水をたづねて茶をれば、上戸は酒のかんをいそぐもをかし。
何事も此の老婆ばゞに任せ給へ、又しても心元こゝろもとなげに見え給ふことの恨めしや、今こそ枯技かれえだに雪のみ積れども、鶯鳴かせし昔もありし老婆、よろづ拔目ぬけめのあるべきや
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)