“からすね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空脛78.6%
空臑14.3%
虚脛7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最後に空脛からすねを二本、棒のようにどてらの真向うに突っ立てた時は、この娑婆気が最高潮に達した瞬間である。その瞬間に働く気はないかねと来た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人の世はみつあしたより花の昼、月のゆふべにもそのおもひほかはあらざれど、勇怯ゆうきようは死地にりて始てあきらかなる年の関を、物の数ともざらんほどを目にも見よとや、空臑からすねゑひを踏み、鉄鞭てつべん
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
胡座あぐらいた虚脛からすねみ出るのを気にしては、着物のすそでくるみくるみしゃべっている。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)