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からくるま
ふりがな文庫
“からくるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
空俥
33.3%
空腕車
33.3%
空車
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空俥
(逆引き)
私は暗い路ばたに
悄
(
しょんぼ
)
り佇んで、独り涙
含
(
ぐ
)
んでいたが、ふと人通りの途絶えた向うから車の
轍
(
わだち
)
が聞えて、
提灯
(
ちょうちん
)
の火が見えた。こちらへ
近
(
ちかづ
)
いてくるのを見ると、年の寄った一人の車夫が
空俥
(
からくるま
)
を挽いている。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
からくるま(空俥)の例文をもっと
(1作品)
見る
空腕車
(逆引き)
薬園阪
(
やくゑんざか
)
下り行く
空腕車
(
からくるま
)
の音あはれに聞こゆ「ウム、
車夫
(
くるまや
)
も
嘸
(
さ
)
ぞ寒むからう、僕は
家
(
うち
)
に居るのだけれど」大和は机の上に両手を組みつ、
頭
(
かしら
)
を
俯
(
ふ
)
して又た更に思案に沈む
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
からくるま(空腕車)の例文をもっと
(1作品)
見る
空車
(逆引き)
今しも
闇
(
やみ
)
を
衝
(
つ
)
いて
轟々
(
がう/\
)
と
還
(
か
)
へり
来
(
きた
)
れるは、新宿よりか両国よりか、一見
空車
(
からくるま
)
かと思はるゝ
中
(
うち
)
より、ヤガて降り来れる二個の黒影、合々傘に行き過ぐるを
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
からくるま(空車)の例文をもっと
(1作品)
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