空腕車からくるま)” の例文
薬園阪やくゑんざか下り行く空腕車からくるまの音あはれに聞こゆ「ウム、車夫くるまやぞ寒むからう、僕はうちに居るのだけれど」大和は机の上に両手を組みつ、かしらして又た更に思案に沈む
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)