“かしかり”の漢字の書き方と例文
語句割合
貸借100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭髪あたまのものや持物などを、惜気もなげにくれてもらったりしていた妹は、帯や下駄や時々の小遣いの貸借かしかりにも、彼女を警戒しなければならないことに気がついた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「あたしがいるだけ下さることになっているんです。私どもは貸借かしかりの勘定があるんです」
たとへば日雇賃ひようちんにても借家賃しやくやちんにても其外そのほかもの貸借かしかり約束やくそく日限にちげんみないづれも一ウヰークにつき何程なにほどとて、一七日毎ひとなぬかごときりつくること、我邦わがくににて毎月まいつき晦日みそかかぎりにするがごとし。その一七日のとなへごと
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)