“かさぶた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カサブタ
語句割合
瘡蓋57.1%
33.3%
瘡痂4.8%
瘡葢4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背中に立てられた蝋燭がゆらめくたびにぽたぽたと蝋涙を垂らして、それが醜い瘡蓋かさぶたのように肌にこびりついていた。
五階の窓:04 合作の四 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
比良ひらに雪が降つたといふ記事を新聞で見て、慌てて汽車で駈けつけてみると、山には瘡蓋かさぶたのやうな雪がちよつぴり残つてゐた。
彼請ひていふ。あゝ、乾けるかさぶたわがはだの色を奪ひ、またわが肉乏しとも、汝これに心をとめず 四九—五一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
爪のかさぶたを掻き落すことたとへば庖丁の鯉またはこれより鱗大なる魚の鱗をかきおとすごとくなりき 八二—八四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
右も左も小さき家の、屋根には下駄の花緒を乾し、泥濘ぬかりたる、道を跣足はだしの子供らは、揃ひも揃ひし、瘡痂かさぶた頭、見るからに汚なげなるが、人珍らしく集ひ来て、人力車の前後に、囃し立つるはさてもあれ、この二三町を過ぎ行くほどは、一種の臭気身を襲ひ、えもいはれぬ、不快の感を、喚び起こせるも理や。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
それをしきりに爪でくものだから、瘡葢かさぶたがぼろぼろ落ちて、あと赤裸あかはだかになる。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)