“かささ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
笠沙66.7%
笠紗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇受女命うずめのみことはその神を送りとどけて帰って来ますと、笠沙かささの海ばたへ、大小さまざまのさかなをすっかり追い集めて
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
その美なるを以て妹姫はかぎりなく寵愛ちょうあいせられ、その醜なるが故に姉姫は尊からつき返された、そうして笠沙かささの宮をわれた醜い姉姫は、懊悩おうのうと、煩悶はんもんと、嫉妬のあまり
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのうちに同じ日向ひゅうが笠沙かささみさきへお着きになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
笠沙かささのお宮
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ここにあま日高日子番ひこひこほ邇邇藝ににぎの命、笠紗かささ御前みさきに、かほよ美人をとめに遇ひたまひき。
此地ここは韓國に向ひ笠紗かささ御前みさきにま來通りて一五、朝日のただす國、夕日の日照ひでる國なり。かれ此地ここぞいと吉きところ」と詔りたまひて、底つ石根に宮柱太しり、高天の原に氷椽ひぎ高しりてましましき。