“かくべつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
格別96.1%
劃別2.0%
各別2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしたことは格別かくべつめずらしいことでもなんでもないのですが、場合ばあい場合ばあいとて、それがんでもない大騒おおさわぎになってしまいました。——
渠門に再び扉船がはめ込まれて、外海と劃別かくべつされた船渠ドック内の海水が、ポンプにって排除され始めた頃に、やっと表門の方から一台の自動車が這入はいって来た。喬介かと思ったら警視庁の車である。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
其は翁が八十のいわいに出来た関牧場の画模様えもよう服紗ふくさと、命の洗濯、旅行日記、目ざまし草に一々うたおよび俳句はいく自署じしょしたものであった。両家族の者残らずにてゝ、各別かくべつに名前を書いてあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)