“かくはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
攪拌73.3%
各班6.7%
各藩6.7%
覚範6.7%
角判6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
映画の場合は、それは美しき流れを乱し、時間を攪拌かくはんする。しかし私はこれらの結論を理論の中から導き出したのではない。
演技指導論草案 (新字新仮名) / 伊丹万作(著)
午后ごご一時に約束やくそくの通り各班かくはん猿ヶ石さるがいし川のきしにあるきれいな安山集塊岩あんざんしゅうかいがん露出ろしゅつのところにあつまった。どこからか小梨こなしもらったとって先生はみんなに分けた。ぼくたちはそこで地図をりなおしたりした。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
などと、弓道きゅうどうにこころえのある傍観者ぼうかんしゃは、はやくも、各藩かくはんのひかえじょ下馬評げばひょうまちまちである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
源ノ義経が吉野へのがれて来たときにも、妙覚院の主僧、横川ノ覚範かくはんが、鎌倉の恩賞に欲心をおこして、義経を追いおとしたことがある。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五所川原開墾役所という角判かくはんの飛脚が、藩庁へ届くたびに、藩の者は、米喰い虫の与右衛門を罵倒するのを茶話にしていた。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)