“攪拌”の読み方と例文
読み方割合
かくはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清逸の心はこのささやかな攪拌かくはんの後に元どおり沈んでいった。一度聞耳を立てるために天井てんじょうに向けた顔をまた障子の方に向けなおした。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
映画の場合は、それは美しき流れを乱し、時間を攪拌かくはんする。しかし私はこれらの結論を理論の中から導き出したのではない。
演技指導論草案 (新字新仮名) / 伊丹万作(著)
これの水の中に沈澱させる装置をハナおけ、その前に垂れおけの中で攪拌かくはんするかいのような木をハナ起しというなど、いろいろの道具が具わっている。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)