“おんいり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御入83.3%
御入来16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以て主人小兵衞儀は仕入方にまゐり候間何日ごろまかり歸り申べくや程合も計りがたく候に付先々御歸りありて四五日もたち候はゞ又々御入おんいり下さるべしと云せければ三吉は是を聞てはら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
黙って敏活の気のあふれた目に、大空を見ておわした姫様は、これにうなずいて御入おんいりがあろうとする。道はもとより、馬丁べっとう義作続いて島野まで、長いものに巻かれた形で、一群ひとむれになって。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おや、風説うわさをすれば、三太夫、罷出まかりいでて、「はッ番町の姫様ひいさま御入来おんいりにござりまする。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)