“おつし”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのあなたがわたくしを連れて逃げて下さるとおつしやるのは、いつ頃でせうか」と、娘はたゆたひながら尋ねた。
駆落 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
ときは、警察けいさつ飛込とびこんでもみたさうですけれど、大久保おほくぼさんのおつしやることが、やはり真実しんじつらしくきこえたものでせうか、そのときもどされてしまひました。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「だつてをばさんに薔薇を上げなくては。花も持たないで行つては、をばさんがなんとおつしやるか知れないわ。ヰクトルや。もう一本お切りよ。もう一本。沢山切るのだよ。」
薔薇 (新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)