“おぢおそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怕恐50.0%
震摺50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申されてはいさゝかも返答へんたふと云に非ず先渠等がつみある事はあるやうに申され又渠等より申立たる條々でう/\其許そのもと神速すみやかに申開かるべしと申けるにぞ主税之助は元來ぐわんらいおろかなるうへ其身そのみおこなひ甚だ非道ひだうの事のみゆゑ越前守殿のことば怕恐おぢおそれハツとさし支たる體を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やりは降りても必ずべし、と震摺おぢおそれながら待たれし九日目の例刻になりぬれど、如何いかにしたりけん狂女は見えず。鋭く冱返さえかへりたるこの日の寒気ははりもてはだへに霜をうらんやうに覚えしめぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)