“おちつか”の漢字の書き方と例文
語句割合
落付100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゝものありさては役人後を追來りしかど更に心も落付おちつかず返事さへろくにせざれば表には又々また/\たゝき早く此處をお開下あけくだされと云ふを聞けば女の聲なる故不思議ふしぎに思ひすこ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
落付おちつかれる訳のものではないよ。下に来てゐる高利貸アイスと云ふのは、たれだと思ふ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
聞より少しもこゝろ落付おちつかず酒も宜程に濟し夜着引冠りて寢たれ共餘りのうれしさに其夜はまんじり共せず翌朝よくてう未だ暗き中に起出おきいで食事抔もそこ/\仕舞て大津の方へ立出けり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せまいかと此胸このむね落付おちつかぬ我年こそ寄れ此病氣でさへなきならば第一番に御邸おやしきより御二人樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)